会長挨拶

 皆様こんにちは。昭和22年に発足しました「新制川内市医師会」は、今年で73年目を迎えました。戦後の混乱の時期を乗り越え、当地域の医療・介護・福祉・学校保健・産業保健等に今日まで尽力され、また継続された諸先輩の先生方にまずは敬意を表する次第です。

当医師会が展開しています主な事業がございます。

 ひとつは、昭和40年に始まった准看護師及び平成2年より始まった看護師の育成のための看護学校の設立です。平成31年より3年で看護師の資格を取得できる、全日制の看護学校として生まれ変わり、地域に根差す看護師育成を目指して頑張っているところです。

 二つ目は、医師会立病院の設立です。昭和42年に開院した川内市医師会中央病院は、建物の老朽化と進歩しつづける検査機器の対応が不十分となり、平成5年220床の川内市医師会立市民病院として新たに開院しました。現在、地域支援病院として住民及び医師会員のために、地域完結型の医療を目指し邁進しております。

 三つ目は、在宅医療を担う訪問看護ステーションを平成9年に立ち上げました。現在ステーションに加え、居宅介護支援事業所及び薩摩川内市より委託を受けた在宅医療支援センターと連携しつつ、在宅医療の支援と住民への在宅医療の相談・情報提供等を行っております。

 会員数152名(A会員58名)、医療機関数61(令和2年6月1日現在)の医師会で、夜間救急当番医制や日曜・祝日救急当番も行っております。また、当地区の基幹病院であります済生会川内病院と医師会立市民病院の一次救急に、会員医師が19時より23時まで支援し、勤務医師の負担軽減を図っているところです。加えて、川内方式の小児救急体制をしき、オール川内で地域医療を守っております。

 最後に、当医師会の様々な事業をご理解頂き、皆様のご協力・ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

川内市医師会 会長 久留 敏弘